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真夏座の履歴

前身・現代劇センター真夏座の仕事

1972年、プロデュース集団「現代劇センター」を池田一臣と江口ふじ子らで結成。旗揚げに際して、以下のように宣言しました。
「舞台とは、ダイナミックな論理が展開されてきたところと心得、せいぜいそのように務めます」
以来48年間、精力的に公演活動を続けました。2020年6月、第140回公演をもって解散公演とする予定でしたが、コロナウイルスの猛威により開催中止を余儀なくされ、2020年5月末日をもって活動を終了しました。

1972年
旗揚げ公演「カンガルー」「マッチ売りの少女」別役実(青年座ホール)
1977年
「渋谷ジァンジァン」にて「別役実作品連続上演」開始 21作品を上演
1982年
上田日出春、小野了、斉藤友子、岩﨑幸代、高藤香織他10名で「劇団真夏座」を結成
1984年
「現代劇センター」と「真夏座」が合併、劇団「現代劇センター真夏座」となる
1986年
中学・高校の学校公演開始
1989年
一人語り「日本近代文学館」シリーズ開始
池田一臣と、江口ふじ子らが全国各地で近代文学の秀作を上演
1991年
「銀河鉄道の夜」がNHK教育テレビ「芸術劇場」で全幕放映
1997年
文京区の演劇講座や大田区、秦野市などのアマチュア劇団への指導を始める
2001年
「人間ども集まれ!」手塚治虫原作の同名漫画を初戯曲化、話題に
2004年
江口ふじ子主宰による日本文学を語る会「藤の会」を創設
2010年
足立区子どもの安全安心プロジェクト開始
足立区の依頼により、足立区の未就学児童から中学生までを対象に「自分の力で身を守る」ための防犯劇を制作。楽しく学べる子ども参加型のプログラム11本を作り、現在も巡演中

現代劇センター真夏座・元代表

池田 一臣(イケダ イッシン)

池田 一臣
1962年
「真田風雲録」(作=福田善之・演出=千田是也)猿飛佐助役で、俳優デビュー
千田是也(劇団俳優座・演出家)に師事
1970年
新演劇人クラブマールイ(主宰・金子信雄、丹阿弥谷津子)の同人となる
1972年
「現代劇センター」を創立
1982年
芸術祭優秀賞「わかれ道」(幸田弘子の会)演出
1984年~2020年
「現代劇センター真夏座」代表となる
1989年~
日本近代文学を語る「一人語り」をスタート
1996年~2016年
東京都文京区・神奈川県秦野市の市民のための演劇講座講師を務める

真夏座の主な上演作品

別役実作品シリーズ

記載順 = 上演年・演目・演出・上演場所

1972年
「カンガルー」「マッチ売りの少女」池田一臣(青年座ホール)
1977年
「スパイものがたり」池田一臣(渋谷ジァンジァン=以下ジァンジァンと略)
1980年
「壊れた風景」末木利文(ジァンジァン)
1985年
「アイ・アム・アリス」池田一臣(ジァンジァン)
1987年
「不思議の国のアリス」池田一臣(俳優座劇場・高崎文化会館)
1998年
「雰囲気のある死体」池田一臣(俳優座劇場)
2002年
「おたまじゃくしはかえるのこ」池田一臣(文京シビック小ホール=以下シビック小ホールと略)

長谷川伸作品シリーズ

記載順 = 上演年・演目・演出・上演場所

1984年
「雪の宿場町」池田一臣(本多劇場)
「蝙蝠安」池田一臣(本多劇場)
1985年
「明日の赤飯」池田一臣(俳優座劇場)
1986年
「屋根の声」池田一臣(俳優座劇場)
1987年
「洋燈」池田一臣(俳優座劇場)
1988年
「刺青奇偶」池田一臣(俳優座劇場)
1990年
「掏摸の家」池田一臣(俳優座劇場)
1993年
「檻」池田一臣(俳優座劇場)
2007年
「江戸の虎退治」池田一臣(シビック小ホール)
「掏摸の家」池田一臣(シビック小ホール)

海外名作シリーズ

記載順 = 上演年・演目・作者・翻訳・構成演出・上演場所

1973年
「料理昇降器」ピンター・喜志哲雄・池田一臣(現代劇センター四谷稽古場)
1983年
「リリオム」モルナール・徳永康元・池田一臣(ジァンジァン)
1985年
「マリウス」パニョル・永戸俊雄・池田一臣(ジァンジァン)
1989年
「物理学者たち」デュレンマット・岩村行雄・池田一臣(俳優座劇場)
1996年
「セチュアンの善人」ブレヒト・岩淵達治・池田一臣(俳優座劇場)
1998年
「アズ・ユー・ライク・イット」シェークスピア・小田島雄志・池田一臣(俳優座劇場)
2004年
「素描 三人姉妹」チェーホフ・中本信幸・池田一臣(シビック小ホール)
2006年
「桜の園」チェーホフ・中本信幸・池田一臣(シビック小ホール)
2017年
「老貴婦人の訪問」デュレンマット・市川 明・池田一臣(シビック小ホール)

創作・日本の秀作シリーズ

記載順 = 上演年・演目・作者・構成演出・上演場所

1973年
「三人吉三の夢を見た」池田一臣・池田一臣(ジァンジァン)
1975年
「お仙泣かすな仕立て屋銀次」池田一臣・池田一臣(青年座ホール)
1983年
「夜明けに消えた」矢代静一・池田一臣(銀座みゆき館劇場)
1990年
「銀河鉄道の夜」宮沢賢治・脚本/池田一臣・池田一臣(京都府立府民ホールアルティ・俳優座劇場)
1991年
「東京狂詩曲一八八九」池田一臣・池田一臣(俳優座劇場)
1992年
「怪盗ものがたり」池田一臣・池田一臣(俳優座劇場)
2001年
「人間ども集まれ!」手塚治虫・脚本/池田一臣・池田一臣(四谷区民ホール)
2007年
「留守」「世帯休業」岸田國士・池田一臣(銀座みゆき館劇場)
2009年
「あした天気になぁれ」ふたくちつよし・池田一臣(シビック小ホール)
2010年
「時の物置」永井愛・池田一臣(シビック小ホール)
2011年
「喜劇・隣人戦争」小幡欣治・池田一臣(シビック小ホール)
2013年
「見えない船に乗って」 志村智雄・池田一臣(シビック小ホール)
2014年
「浅草物語」小幡欣治・池田一臣(シビック小ホール)
2015年
「さよならパーティ」木庭久美子・池田一臣(シビック小ホール)
2016年
「喜劇ファッションショー」木庭久美子・池田一臣(シビック小ホール・熊本県八代ハーモニーホール)
2018年
「人生は☆バラ色?」木庭久美子・池田一臣(シビック小ホール)
2019年
「命を弄ぶ男ふたり」岸田國士・池田一臣(シビック小ホール)
「ともだち」木庭久美子・池田一臣(シビック小ホール)
「本郷菊富士ホテルの時代」池田一臣・池田一臣(シビック小ホール)

日本文学館シリーズ

記載順 = 演目・作者・語り手

  • 「高瀬舟」森鷗外=池田一臣
  • 「羅生門」芥川龍之介=池田一臣
  • 「糸車」山本周五郎=江口ふじ子
  • 「幽霊貸し屋」山本周五郎=池田一臣+江口ふじ子
  • 「火垂るの墓」野坂昭如=江口ふじ子+篠塚直弘+山本万里

「藤の会」ー文学を語るーの舞台

記載順 = 演目・作者・構成演出・上演場所

  • 「カチカチ山」太宰治・江口ふじ子(稽古場アドベンチャー)
  • 「男と女のお話」谷川俊太郎、藤沢周平 他・江口ふじ子(南大塚ホール)
  • 「悪についての物語」芥川龍之介、石牟礼道子 他・江口ふじ子(南大塚ホール)
  • 「ちょっと元気の出るお話」江國香織、斎藤隆介 他・江口ふじ子(文化シヤツターBXホール)

学校公演の舞台

記載順 = 演目・作者・演出

  • 「銀河鉄道の夜」宮沢賢治・脚本/池田一臣・池田一臣
  • 「雰囲気のある死体」別役実・池田一臣演出
  • 「人間ども集まれ!」手塚治虫・脚本/池田一臣・池田一臣

足立区「子どもの安全安心プロジェクト」

  • 「こわいめにあわないために」他7本=共作・羽藤雄次+氷沢恵子
  • 「万引きはドロボーだよ」他4本=共作・岩﨑幸代+氷沢恵子

<上演場所>

足立区内の保育園・幼稚園・小学校・中学校・地区団体

制作集団 真夏座第5回公演

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