オーケストラのような劇空間

 梅雨に入りました。雨の日には、稽古場エントランスの紫陽花がことさら楽しげです。
 先日の「命を弄ぶ男ふたり・ともだち」は、前回に続き、演劇集団なかばのメンバーを迎えての公演となりました。御来場いただきましたたくさんのお客様に、深く感謝申し上げます。
 役者の性か、お客様の反応にのせられてしまうからなのか、本番の舞台では、それまでになかったようなニュアンスの台詞が出て来ることがよくある。そういった台詞を耳にすると、自分の内部が刺激され、活性化する。初日の舞台、舞台袖にいると、舞台上の台詞のやりとりと客席の笑い声が調和して、フルオーケストラを聞いているような錯覚にとらわれた。それほど長い時間ではなかったが、その劇空間に融合している自分がいた。まさに至福の時間だった。
 稽古場はすでに、次の公演に向かって走り始めています。「命を弄ぶ男ふたり」の台詞にある、「からだのすくむような、ぞくぞくするような、とろけこむような」感覚が、次の芝居への原動力になっている。それは確かだと、改めて思いました。 ぶーにゃん

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