プロンプター

 今年の初めごろ、アメリカのオバマ大統領の演説で話題になったプロンプター。まだ記憶に残っている方もいらっしゃると思います。
 芝居の中では、プロンプターといえば、本番の舞台だけではなく、稽古をスムーズに進めていく上で、とても重要な存在です。もちろん、機械や装置ではなく、ほとんどの場合、出演していない役者がその役を担うわけですが、昔は、プロのプロンプターという人もいたようです。
 稽古の序盤、まだ役者が十分に台詞が入っていない時には、プロンプターは、台詞だけではなく、動きや台詞のきっかけなども教えてくれる、頼もしい存在。稽古の終盤、台詞はほとんど入って、役者の間合いが大事になる時期には、きっかけになる言葉の出し方、プロンプのタイミングにも、繊細な心配りが必要になり、稽古場全体の雰囲気にも影響する、大きな存在になります。
 また、それだけに、まだ駆け出しの役者がプロンプターを経験することによって、役者の間合いを、理屈ではなく、体で覚える、とてもいいチャンスになると思います。
 舞台が成功するために、そして、役者が成功していくためにも、プロンプターは、貴重な鍵を握っているといえるかもしれません。 ぶーにゃん

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