見えざるものを恐れる余り…

 あの未曾有の事故を起こした福島原発は、あれから2年半以上の月日が流れても、未だに現場へ近寄ることさえできない。状況はコントロールされているというが、実際にどんな状態になっているのだろう。何も問題がなくても、原発の廃炉には30年から40年かかるというが、そんなやっかいなものを、経済と引き替えに、背負い込んで良いのだろうか。
 事故直後には、見えないワルモノを捜し求め、あるいは本当にはよくわからないものの恐怖から逃れるためか、人々はこぞって線量計を買い求め、あちらこちらで放射線の測定をしていた。その中で、皮肉なことに、ずっと気づかれずそこにあった放射性物質を掘り起こしてしまうことにもなった。
 あの線量計は、今はどこかの家の物置にひっそりしまわれているのだろうか。問題は何も解決していないのに、ワルモノ捜しはもう飽きたのか、上向きになった景気に浮かれているのか、この状況を危惧する人たちの小さな声は届かないようだ。
 「三人姉妹2014」は原発の町が舞台となっている。この機会に、もう一度、原発のことを考えてみたらいかがかと思う。 ぶーにゃん

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