もったいない…

 私たちは、元来芝居が好きだから、時間や経済的なゆとりがあれば、他の劇団やグループの芝居を観に行く。中でも、若い力が、既存の舞台の中で、新しいことに挑戦し、様々な試みを行っている芝居に出会うと、嬉しく思うこともある。それは、本当に素敵なことだと思う。
 けれども、ひとつ、残念に思うのは、演技術というものを持たない、あるいは、その存在さえも知らない役者がいることだ。ただ闇雲に、演劇街道を突っ走って行っても、いつか、どこかで行き倒れてしまうのではないかと、私は危惧する。中には、自分のスタイルを確立し、したたかに生きていく役者もいるかもしれない。が、技術を身につけない者の大多数は、時の花の時期を過ぎると、静かに朽ちてゆく。それは本当にもったいないことだと、私は思うのだ。
 稽古を見ていると、熟練の役者と、役者になりたての者、技術の差が、それぞれの力の差になり、役者としての魅力の差になっていることが、よくわかる。ダイヤモンドも磨かなければ、ただの原石で終わってしまうということだ。
 私自身がダイヤモンドになれるのかどうか、それはさておき、粘り強く、磨き続けてみようと思う。せっかく、自分で掘り出したのだから…。 ぶーにゃん

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