想像力

 ソーントン・ワイルダー作「わが町」という芝居があります。真夏座での初演は、随分前になりますが、3年ほど前にも、リメイク版「ジョージとエミリー」を文京シビックホールで上演しました。
 この芝居の舞台には、具体的な舞台装置や小道具を使わず、そのほとんどを役者の体の動きで演じます。例えば、朝ごはんの支度-パンや目玉焼きを焼いたりするしぐさ、老馬を引いて牛乳配達に来たり、日常生活の動きを、無対象の演技、パントマイムで表現するのです。
 3月14日に上演される、劇団まほろば公演「笛」も、脚本のト書の中に、「ワイルダーの『わが町』のように、家の扉の開閉、持ち道具の所持などは、すべて手振りと動作で行う」とあります。役者にとっては、多少、骨の折れる作業も必要ですが、自由な発想と想像力で、演技の世界を広げられる舞台にもなります。
 見てくださるお客様にとっても、もうひとつ新しい楽しみ方のできる、舞台となるのではないでしょうか…。  ぶーにゃん

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