楽屋

 芝居の内容や、役によって違うが、役者は少なくとも、1時間前には劇場入りする。自分の身支度を整え、持ち道具の点検、準備。そして、発声練習をしたり、あるいは、相手役と台詞の確認をしたりする者もいる。役者が化粧をし、準備を整 … 続きを読む 楽屋

桜舞い散る中で

 「煙が目にしみる」昨日、初日の幕を開けました。初日から、たくさんのお客様にお越しいただき、劇団員一同、感謝の気持ちでいっぱいです。  今回は、ある斎場の待合室が、舞台となっています。舞台セットは簡素、簡潔で、桜の色合い … 続きを読む 桜舞い散る中で

家族の肖像

 「煙が目にしみる」には、二組の家族が登場する。(細かく言うと3組だが)母、息子、娘、おばあちゃん、亡くなった父、そして、そのいとこ夫婦という、典型的な大家族。  一方、亡くなった父と、娘。娘は嫁いで、すでに別の家族とな … 続きを読む 家族の肖像

慣れる…

 いよいよ、今週の木曜日に幕を開ける、秋季公演「煙が目にしみる」。芝居はほぼ出来上がり、テンポやリズムに気をつけながら、通し稽古で、仕上げをしています。この時期に一番怖いのが、芝居に慣れていくこと。芝居に慣れていくと、芝 … 続きを読む 慣れる…

見えざるもの…

 「動くものは猫でも見る」とは、真夏座の秘伝の中のひとつ。目の前を人が通れば、自然とその人を見るし、実際、目の前を通る人だけでなく、何かの気配を感じれば、人は必ず、そちらに注意を払うだろうと思います。普段、人は、自然に行 … 続きを読む 見えざるもの…

ほんいき

 本番間近になると、ベテランの役者は、役に魂を入れ始める。前日までの稽古とは、表情が一変し、息遣いが変わり、稽古場にピーンと張り詰めた緊張感が走る。まだ私が“若手”と呼ばれていた頃には、その緊張感に押しつぶされそうだった … 続きを読む ほんいき

扮装

 いよいよ本番まで10日あまり。この時期になると、衣装や持ち道具もほとんど決まって、稽古も最後の追い込みとなる。  ところで、役者は、衣装だけでなく、自分の肉体も装うことがある。例えば、女優が子供の役や、男性の役を演じる … 続きを読む 扮装

会話はキャッチボール

 「あんなにたくさんの台詞、よく、覚えられますね」と、ファンの方に言われることがある。「役者は台詞を覚えるのが商売ですからね」などと、笑って答えるが、確かに、芝居を始めたばかりの頃には、何行ものひとり台詞があると、台本の … 続きを読む 会話はキャッチボール

髪結いの亭主

 「家族に乾杯」というテレビ番組がある。笑福亭鶴瓶がゲストともに、全国各地を訪れ、ぶっつけ本番で、その町の人々とふれあい、その交流を楽しく伝える番組です。その中によく登場するのが、町の床屋さん。  地方の小さな町の美容院 … 続きを読む 髪結いの亭主

計算

 芝居の中では、よく、お茶を入れるとか、お弁当を食べるとか、そういった生活的な場面があります。普段の生活の中においては、特に「お茶を入れるぞ」などと思うことなく、世間話をしながらでも、自然に急須を持ち、湯飲みにお茶を注い … 続きを読む 計算