何年か前に上演した芝居の中で、場面転換が完璧に行われず、ある場面で使われていたぞうりが、次の場にポツンと置き忘れられてしまった、ということがありました。次の場は空き地の場面で、そのぞうりは、1本の木の根もとに置き忘れら … 続きを読む ハプニング!!
芝居はお客さんによって育てられる
ずいぶん前の話になりますが、ある芝居を見に行った時のこと。芝居が始まる前に、私の前方にいた、その芝居に出演している役者さんの、ごひいき筋らしいお客さんたちが、「昨日、○○さんは、一昨日よりも熱っぽく演じてたわね。客席も … 続きを読む 芝居はお客さんによって育てられる
「ガラガラ」余談
よく、俳優養成所などで行われる、エチュード。つまり、練習用の小さな芝居ですが、舞台装置はなく、登場人物は2、3人。台詞やその場の状況などの指定はあるものの、その他のことは自由に発想して演技をしていきます。 たとえば、 … 続きを読む 「ガラガラ」余談
音響効果
芝居の中には、その場の雰囲気を出したり、状況を表すために、さまざまな効果音が使われています。今回も、川口博さんが、素敵な効果音をプランニングしてくれます。 稽古場では、本番用の効果音が出来上がってくる前には、仮の音で … 続きを読む 音響効果
台詞を入れる!?
「明日天気になぁれ」幕開けまで、あと1ヶ月と少し。 この時期になると、役者は、ほとんど台詞が入ってきます。台詞が入るというのは、台詞を覚えるということですが、役者の感性の中では、台詞の一つ一つの言葉や文章を頭で覚えると … 続きを読む 台詞を入れる!?
異色の経歴を持つ俳優
昨年の秋季公演「ミラクルマリッジ」で主役ー炭屋の主人榊原源太郎を好演した、平腰忍。今回もなかなか難しい役どころ、本橋政雄を演じます! 彼は、真夏座の中でも、異色の経歴を持つ俳優です。真夏座に入団する以前は、仕事を持ちなが … 続きを読む 異色の経歴を持つ俳優
桜吹雪舞い散る中で…
東京では3月21日に開花して、今年は例年より長く、私たちを楽しませてくれた桜も、ついに、散り始めました。とても名残惜しいですが、それも季節の移ろい、せめて最後に、桜吹雪の中に身をおいて、降りしきる桜の花びらと戯れていたい … 続きを読む 桜吹雪舞い散る中で…
「その台詞はなぜ言ってるんだ!?」PART3
普段の暮らしの中で、人が何か言葉を発する時には、それを口にする原因が必ずあり、そして、相手に何らかの影響を与えるために言葉を発するはずです。しかも、その場の状況によって、言葉を選択し、声の調子も考えて話しているはずです。 … 続きを読む 「その台詞はなぜ言ってるんだ!?」PART3
「その台詞はなぜ言ってるんだ!?」PART2
「その台詞はなぜ言ってるんだ?」「この役が、今こういう気持ちだからです!」「それで?」「それでって…?」 役を演じるということは、役の気持ちを演じていくことだと思っていた、まだ駆け出しの頃の私…。しかし、それは演技ではな … 続きを読む 「その台詞はなぜ言ってるんだ!?」PART2
「その台詞はなぜ言ってるんだ!?」
どの芝居の稽古をしているときにも、演出家から幾度となく問われること、それが、「その台詞はなぜ言ってるんだ?」 その昔、私が真夏座に入ったばかりの若かりし頃、この問いに、「台本にそう書いてあるからです!」と真顔で、しかも元 … 続きを読む 「その台詞はなぜ言ってるんだ!?」